<内容>
善導大師の著作である『観経四帖疏』を素読しながら漢文に親しみ、その意義、内容に学びたいと思います。また、善導大師の人間理解、念仏の教えについても尋ねていきたいと思います。
<今期の趣意>
「玄義分」を読み始めます。ここは『観無量寿経』を注釈するにあたっての総論部分です。
善導大師独自の『観経』理解が集約されて述べられています。

<プロフィール>
2006 年大谷大学博士後期過程満期退学。
元大谷大学非常勤講師、三条教区正楽寺副住職。

<内容>
親鸞聖人の師である法然上人の主著『選択本願念仏集』を通し、念仏における人間の救いとはどのようなことなのかを尋ねていきたいと思います。また、法然上人の絵伝を通してその生涯を学んでいきたいと思います。テキストは岩波文庫を用いて読んでいきます。
<今期の趣意>
今期からいよいよ最終章である「名号付属章」に入ります。
本書の趣意や制作の由来、法然の信心等、『選択集』の結びを読み進めていきます。

<プロフィール>
2006 年大谷大学博士後期過程満期退学。
元大谷大学非常勤講師、三条教区正楽寺副住職。

<内容>
『維摩経』は、大乗仏教の入門書として「空」の世界が説かれた経典です。出家した僧侶ではなく、在家の長者が主人公となって、ストーリー仕立てで、在家仏教の広大な精神を余すところなく説いています。
<今期の趣意>
今期からは、仏教の人間観を明確に示す「観衆生品」に学びます。男尊女卑という封建的な考え方のあった当時、すでに大乗仏教では男女、さらには出家と在家という固定観念を超えて、全ての人が遇縁存在であることを示しています。講師が解説しながら原典をじっくりと読み進めています。各章がストーリー仕立てですので途中からの参加でも問題ありません。

<プロフィール>
大谷大学真宗学科卒、修士課程真宗学専攻。
東京教区證大寺住職。

<内容>
末燈鈔・広本御消息集
<今期の趣意>
親鸞聖人の便りを読み進めていきましょう。

<プロフィール>
1954 年弘前市生まれ。早稲田大学卒、大谷大学大学院真宗学専攻博士課程単位取得。同大学助教授、愛知新城大谷大学教授・社会福祉学部長、九州大谷短期大学副学長を経て、現在同大学学長。